「ゲームゆる飲み会」開催の手引き
「五反田ゲームゆる飲み会」という名前を聞いた事はありますでしょうか?
省略前の名称は「五反田でゲーム好きがゆるく集まる飲み会」です。その名前の通り、東京のJR五反田駅近くで、ゲームが好きな方々が集まって、ゆるく楽しくワイワイする飲み会です。
今月も、五反田ゲームゆる飲み会無事開催しておりますー!!あと唐揚げ🍗🍗#ggyn pic.twitter.com/t0UIY0Oh9Z
— TJ (@TJ_tkid) August 26, 2018
2017年11月に初開催して以降ほぼ毎月開催しており、累計で約50名と大変多くの方にご参加頂いています。現在の幹事はハルさん(HaL (@HaLthstone) | Twitter)に引き継いでおります。
「やっぱりゆる飲み形式って良いよね!」という声を聞いたので、幹事を引退した身ではございますが開催に当たっての準備や注意点の手引きをまとめ、コミュニティに貢献できればと思いました。(役立つかどうかは不明ですが・・・)
ゲームゆる飲み会を始めるきっかけ
ツイッターを始めてから、もっとゲーム好きの方と交流したいと考えていました。各地で多種多様なオフ会が開催されてはいるのですが、私自身が特別やり込んだゲームが無いため、どれに参加すれば良いか分かりませんでした。そもそも「オフ会」や「ゲーマー」という言葉にとても抵抗があり、ましてやそんなにゲームが上手い訳でも無いのに対戦会だなんて・・・と思っていました。(それでも意を決して参加したハースストーン対戦会はコテンパンにされましたが楽しかったですw)
もっと広いジャンルで、ゆるく集まっている会は無いかと悩んでいるうちに気付いてしまったのです。”自分で主催すれば良いじゃん”と。
交流の場という意味では、カフェ集会とか対戦会でも良かったのです。しかし重要なのは参加者の心のハードルを下げる事だと考えています。「プレイヤー同士で集まって対戦しましょう!」というよりは「初対面だけど居酒屋で飲みましょう!」という会に参加する方が個人的には気が楽でした。飲み会ならゲームの強さは関係無いし、様々な話題で盛り上がれると考えたのです。
開催の手引き(目次)
前置きが長くなりましたが、ここから本題です。準備から当日まで、大きく分けて5段階になります。各項目での動きや注意点の後に、やりながら思った事を書いていきます。
- 開催地域やお店を考える
- 来てくれそうな人に声をかける
- お店の予約をする
- イベント運営サイトの登録をする
- 当日の動き
1.開催地域やお店を考える
幹事をする方がアクセスしやすい場所を選びましょう。私は住まいからアクセスの良い「五反田」にしました。
続いてお店ですが、参加者の心のハードルを下げるという意味で安価なお店が良いと思います。ただし立ち飲み屋さんなどは落ち着いて話が出来ないので避けましょう。(・・・ゲームゆる立ち飲み会、それはそれで面白そう?w)私は鶏の唐揚げが好きで、普段から利用していた「鳥貴族」にしました。
自分の感覚はあっているか、そもそもその地域で集まってくれる方はいるのか不安な場合はアンケートを活用しましょう。
ゲーム好きの人がゆるく集まる飲み会、平日の夜に山手線五反田駅🚃付近でやるとしたら来てくれる方はいるでしょうか。スプラやハースだけでなく、ゲームの話題で楽しめる飲み友達が欲しいです。🍺
— TJ (@TJ_tkid) October 27, 2017
アンケート初めてなので、気軽に押してみてください🙇
五反田にも需要はあった。誰かに笑われても良いから、アンケートを答えてくれた人の為にこの飲み会を成立させると心に誓いました。
2.来てくれそうな人に声をかける
順番おかしくない?お店の予約まだじゃんと思いましたか。飲み会を成立させると心に誓いました。だからこそ、参加者0人という地獄は避けたいところです。
幸いなことに、上記のアンケートをツイートした際に「参加したい!」とリプライを下さった方がいらっしゃいました。ツイッター上でやりとりしたことがあるとはいえ、顔も知らないこんな私の為に。
DMでやりとりをして、その方が参加できそうな曜日や時間を伺い、おおよその開催日を決めるという流れになるのです。私は最悪の場合を考えて、地元のゲーム好き友達にも声をかけておきました。実際には平日(火曜日)の夜開催という方向性を決めました。
3.お店の予約をする
初開催の時は「鳥貴族 五反田西口店」を予約しました。調整した日程で予約をします。幸いなことに五反田には他にも沢山のリーズナブルな居酒屋があった為、万が一予約が取れなかった時の保険がありました。およそ3週間前にはお店を予約しますが、人数が不確定ということもあって最初は4名で予約しました。開催を重ねていくとだんだん予測ができるので、私が幹事をしていた頃は10名程度で予約をしていました。参加希望人数がオーバーする時はお店に増やせるか確認するのですが、開催日が近づいて人数が少なそうな場合は早急にお店へ連絡します。お店によって人数変更の期限が違うので予約時に確認しましょう。鳥貴族は前日までに連絡でした。それもありがたいポイントです。
お店を選ぶ際に参加者の負担金額を「会費制」か「割り勘制」にするかで悩みました。会費制は予算が分かりやすいというメリットがあるのですが、急遽欠席となってしまった場合、食事代を幹事が負担しなくてはならないというリスクがあります。
割り勘制は負担金額が会計時までわからないというデメリットがあるのですが、最終的に選んだ鳥貴族は(大食いの私が)どんなに飲み食いしてもおよそ3000円程度で収まるということを知っていました。一般的な居酒屋さんでの飲み放題コースはおよそ4000円程度から。支払う金額が少ないというのは大きなメリットだと考えます。
参加者にはもちろん、場を提供してくれるお店にも迷惑をかけないよう心がけます。
4.イベント運営サイトに登録する
ATND(アテンド)というイベント運営サイトに登録します。
参加人数が把握しやすい事と、参加される方が今までどんなイベントに出席したかが見れます。リンク先は過去の登録フォームです。
イベント登録をしたらすぐにツイッターで告知します。固定ツイートに設定をして「そういえば気になっていたんだよなー」という方がすぐに参加登録ページを見つけられるようにしておきましょう。ここまででおよそ3週間前です。告知ツイートが多すぎるとツイートを見られた方が不快に思われてしまうので1週間に1度、登録締め切りが近くなってきたら3日に1度程度にしておきましょう。
5.当日の動き
さて、いよいよ当日です。 集合場所は既にお伝えしてあるので、幹事はなるべく目立つ格好で時間前に待機しましょう。バッグにワンポイントがあったり、ゲームグッズを身につけていたり。私の場合は赤いTシャツと帽子とメガネが正装です。
いよいよ明日開催、五反田eスポーツバー風ゲームゆる飲み会!🍺#geyn
— TJ (@TJ_tkid) November 9, 2018
初参加だから幹事の顔が分からない?ご安心を!!😤
明日もトレードマークの赤Tシャツ、黒帽子、メガネで挑みますよ♪🧢(名札も付けます)
五反田82でお待ちしてます!🍸🎮✨ pic.twitter.com/5kfFETRdnd
もし、準備期間に余裕があれば参加者名簿を作りましょう。初対面の方に会うと名前を覚えるのが大変という方も、これがあれば万事解決。これが参加者の皆さんにいつも好評です!
五反田ゲームゆる飲み会の参加者名簿を作るのも最後だと思うと哀愁が…😭w #ggyn pic.twitter.com/ypz8MwdQcZ
— TJ (@TJ_tkid) October 21, 2018
全員集合されたら速やかにお店へ移動。もし遅れる方がいる場合は先にお店へ向かうよう伝えましょう。いよいよゲームゆる飲み会の始まりです。飲み会中に幹事として心掛けているのは以下の事です。
- 幹事は端に座る。初参加の方は真ん中に座ってもらう
- 好きなゲームや最近プレイしたゲームを聞く
- 自分が話すのではなく、相手の話題を引き出す
- 退店時間を把握しておく
端、特に通路側に座るのは、お店側と連携しやすい事と飲み会全体が見えるため。そして自分のすぐ隣の人でなく、もうひとつ隣の人に話題を振ると、会全体が賑やかになる気がします。初参加の方が真ん中に座るのは、両サイドと正面に話し相手の選択肢が生まれるからです。初めて参加される方は、誰も知り合いの居ない飲み会に、勇気を振り絞って参加登録してくれたのだと思います。(私もそうでした。)そんな時に頼れるのは幹事だけ。なので端に座っている幹事から真ん中に座っている初参加の方に、わざわざ遠距離で話題を振っていきます。その話を聞きつけた周りにいる方と楽しそうな会話が始まったら、ミッションコンプリート。
ゲームゆる飲み会の参加条件のひとつとして「ゲームが好き」という項目があります。上手くなくても良いし、他の人に負けないくらいやり込んでいなくても良い。ただゲームの好きな所を思い出しておいてください。タイトルを知っていれば共感する話題に、知らなければ新たな知識となり話題に花が咲きます。自分から話すのが苦手な方もいるので、今までどんなゲームをやられてきたかを引き出すのが、幹事の腕の見せ所です。
飲み会終盤にはゲームの話題と酔いで胸いっぱいとなりますが、幹事は退店時間を把握しておき精算を行います。多少の前後でしたら細かい金額は切り捨てて千円単位で頂きましょう。(鳥貴族だといつも3000円)もし精算金で多く預かるようなら、二次会のおつまみ代に還元します。
時間のある方と近くのお店で二次会をして、流れ解散となります。よくお世話になっている「82五反田西口店」さんのキャッシュオンデリバリーシステム(カウンターで個別会計+受取)が幹事としては非常にありがたく・・・と長くなってしまうので二次会編はまたの機会にしましょう。
3次会も、楽しんでいくぜー!!🍺🍺🍺#ggyn pic.twitter.com/Gz44DOFurA
— TJ (@TJ_tkid) June 24, 2018
終電が無くなる前に帰りましょう。時折「楽しすぎて終電逃したので朝までネットカフェで過ごします!」と耳にします。幹事としてはこれ以上ない嬉しい言葉なのですが、身体を壊さないように気をつけてくださいw二日酔いにも注意です。あと声が枯れます。
まとめ
ゲームゆる飲み会の開催にあたって、1・2番は立ち上げ時に悩む所ですが、ある程度定例化すると3・4・5番を準備すれば飲み会ができます。定例化すればゲームゆる飲み会の存在を知ってくれる人が増え、次回は予定が合えば行こうかなと思ってくれるかもしれません。
一年間を通して幹事をやってみて、事前準備や個別の連絡が大変でしたが、それ以上に参加してくれた皆さんからの労いの言葉をもらって、なんだか新しいゲーム仲間が出来たようでした。幹事の特権は、自分の予定に合わせてゲームゆる飲み会をブチ込めること。当たり前ですが、幹事時代の私の五反田ゲームゆる飲み会参加率は驚異の100%でしたw
あくまでこの「ゲームゆる飲み会開催の手引き」は私が自分の出来る範囲の事と負担を考えながら実行してきたことなので、必ずしも正解だとは思っていません。幹事さん毎に特色が出ると、もっと面白いと思います!もしこの記事を読んで、ゲームゆる飲み会を主催してみたいけどどうしたら良いか分からないという方がいましたら、全力でサポートしますのでお気軽に声をかけてください。
「池袋ゲームゆる飲み会」とか「秋葉原ゲームゆる飲み会」とか、いろんな街の名前がついた飲み会が開催されて、興味を持ってくれている方の近くで参加のしやすい環境になれば素敵だと思っています。そしてそこで知り合った方と一緒に、交流会や対戦会などのイベントに飛び出す最初の一歩になれば幸いです。
ぜひ、あなたの街のゲームゆる飲み会幹事になってみてはいかがでしょうか。私はその時に参加者として、お邪魔させていただきます。(子育てが落ち着いてから・・・w)
ハースストーン 「妖の森ウィッチウッド」発表会
ある日、仕事の途中で(サボって)ツイッターを見てみると、ハースストーンというゲームの公式アカウントから気になるツイートを見つけました。
4月14日(土)秋葉原UDXにて「妖の森ウィッチウッド」の発表会が開催決定!
— Hearthstone: ハースストーン (@Hearthstone_jp) 2018年3月30日
アメリカから開発チームも駆けつけるぞ。会場で炉端の集いに参加すると、豪華ハースストーングッズがもらえるかも。
イベントの参加人数が限られているから、早めに応募してくれ!#ハースストーン
👉https://t.co/MLZKBntbcW pic.twitter.com/aQYNxfjkt7
秋葉原で公式イベント!しかも開発チームの方々がわざわざアメリカから来て頂けるという。そして「応募は先着順」という記載を見つけ、光の速さで応募しました。
速さの甲斐あって無事に参加確定のメールが届き、当日を待ちわびていました・・・。
イベント当日
2018年4月14日、イベントは12時半に開場という事なのでお昼前には現地の秋葉原へ。ハースストーンの公式イベントには初めて参加するので、現地の雰囲気が一体どんなものか予想できずとても緊張しました。秋葉原で街を歩く人がみんなハースストーンプレイヤーに見える・・・。「五反田ゲームゆる飲み会」で知り合った はすさん と合流させて頂き、会場である秋葉原UDXへと向かいました。
イベント規模は参加者170名ということで、小さめの映画館ほどの会場に立ち見で溢れるほど満員の参加者が。私が座った席の近くにはハースストーンのアジアチャンピオンや実況解説の方々がおり、イベントの特別感をものすごく感じました。
発表会
「妖(あやかし)の森ウィッチウッド」という新しいカードエキスパンションが配信されてすぐのイベントでしたので、私たちプレイヤーの興味は最大。開発者のベン・トンプソンさん、ステファン・チャンさんが生の声でプレイヤーたちに新カードの説明をしてくれました。
(魅力的な新カードを、直接説明してくれています)
通訳の方もいましたが、時々日本語を交えて頂き、とても和やかな雰囲気でした。壇上の大きなスクリーン前でプレゼンテーションを受けて「あれ、IT企業の会社説明会にきたのかな?」と錯覚もしましたw
開発者の方と対戦する企画もあり、スクリーンに映し出されるゲーム展開にどよめきや笑いが聞こえてきたりと、大人数でゲーム観戦するのも新しい楽しみ方だなと改めて感じました。
炉端の集い
イベントの後半では、当日会場に集まったプレイヤー同士が交流・対戦を行える「炉端の集い」が行われました。
せっかくの機会なので、ハースストーンで活躍されているプレイヤーの方々と対戦させて頂き、奇跡的に私が全勝。今回の炉端の集いでは「人間」と「ウォーゲン(狼男)」の2チームに別れていたのですが、チームの代表を決める対戦を大型スクリーンに写して頂けることになりました。
(※自分が対戦している写真が撮れませんでした・・・お持ちの方いましたらご連絡いただけると幸いです)
会場の音が聞こえてしまうとお互いの作戦がバレてしまうので、耳栓の上からさらにヘッドホンをして、プロプレイヤーの気持ちを少しだけ理解した気になりました。ヘッドホンからはハースストーンのメニュー画面の音楽が流れており、とてもリラックスした気分で対戦を行えました。
今回の新カードであまり注目されていなかった「ブラックハウルの大砲塔」を使ったら面白いのではと考えて組んだデッキだったのですが、それを引いた瞬間、会場のどよめきを肌で感じたのです。ざわざわ・・・
(多くの新カードの中、一枚だけ「建物」というカード)
「みんな、見ていてくれ。」と心の中で叫びました。
・・・結果は惨敗wしかし対戦してくれた とりにくさん とその後、試合の感想をお話ししたりと、とても楽しい時間となりました。
様々な方との交流
開発者の方、炉端の集いで対戦させて頂いた方、有名配信者の方、とにかく多くの方と交流ができました。
(開発者の方々と、ジェイナ(トオルさん)と、私)
特に思ったのが、今まで全く知り合いの居なかったこのゲームの世界で、「五反田ゲームゆる飲み会」を通じて多くの方と知り合えた事で、イベント会場で一緒に行動したり挨拶をさせて頂いて、「知り合いの方が居る」という事がとても心強かったです。また、そのおかげで「五反田飲み会の方ですよね?いつか参加したいです!」と話しかけて頂いたりと、ちょっとした有名人気分でしたw帽子と赤い服着ていて良かった。
開発チームの方々には、わざわざ遠い日本まで来て頂いて、このゲームにとって重要な国のひとつであると考えてもらっていること嬉しく思います。
ハースストーンというゲームは世界観や戦略性、カード一枚一枚が生き生きとしており、本当にエキサイティングで楽しいゲームです。今回の新カード追加によって、これから新たに始めるチャンスでもあります。興味のある方は、一度プレイしてみてはいかがでしょうか?
楽しいゲームと、それを通じて多くの方と交流できた事が本当に素晴らしい体験でした。次回も光の速さで申し込みます。
夢のような1日をありがとうございました!
五反田でゲーム好きがゆるく集まる飲み会
「五反田でゲーム好きがゆるく集まる飲み会」
ゲームが好きな人たちがゆるく集まって、お酒を飲んだりゲームの話ができる場を作りたいと思い、東京のJR山手線 五反田駅周辺でこの飲み会を始めました。
2017年11月から毎月開催しており、お近くに住んでいる方以外にも千葉、埼玉、西東京からお越しいただく参加者の方もおり、幹事としては非常に嬉しく思っています!(本当にどうもありがとうございます!!)
(やきとり、からあげ、ビールに、ゲームの話!)
この飲み会では、特にゲーム機を持ち寄ったりするわけではなく、いま楽しんでいるゲームや昔プレイしていたゲームの話に花を咲かせながら、そんなに高くない居酒屋さんで飲みながらワイワイ楽しむ会です。
ゲームのストーリーや音楽、時には開発秘話なんかも聞けたりして、きっと一人でゲームをしているだけでは気付けなかった名作や裏話に出会えるのではないでしょうか。
人の数だけゲームの思い出やドラマがあって、いくら話していても時間が足りません。
と、そんな「五反田ゲームゆる飲み会」は月に一度ではありますが、もしご興味のある方はぜひ参加登録をお願い致します!
現在管理している「五反田ゲームゆる飲み会」はこちら↓
ハードルは、限りなく低く
参加者が多ければ名簿をつくったり、ハースストーンプレイヤーが多ければ炉端の集いを申請したり。「この飲み会は、〇〇が良かったよね!」と、ひとつでも参加のきっかけになる事があれば幸いです。
実は「ゲーマー」「オフ会」という言葉を使わないようにしています。
そんなに言うほど自分はゲーマーじゃないし・・・。オフ会なんて行った事ない・・・。まさに私がそんな感じでした。
「ゲームが好きな人が、ゆるーく集まって飲んだりして楽しむ会」だったら参加しやすいかなという思いで、この長い名前の飲み会となりました。
ハードルはなるべく低く、多くの人が「ここなら参加してもいいかも・・・」と思ってくれるような飲み会を心がけています!
(ハースストーン、炉端の集い)
ツイッターと飲み会
思えばこの飲み会を始めるきっかけも、募集のアンケートも、そして飲み会開催の応援や参加表明を頂いたのも、全てはツイッターから。
このアンケートがなければ、今まで来て頂いた方々とお会いする事が出来なかったし、現在の私も無いと思っています。
ツイッターに、ただただ感謝。
最後に
当たり前の事かもしれませんが、参加される方々が、そして私自身も楽しめるように気をつけている事があります。
・初参加の方に楽しんでもらえる雰囲気を作る。
・参加者の顔が分かってしまうような写真はSNSにアップしない。
・二次会でカラオケには行かない。
幹事として、楽しんで頂けるように精一杯努力します!一度お会いしてしまえば、そこからはもう飲み友達だと思っています♪
不明な点があればツイッターでお気軽にご連絡ください。多くの方のご参加をお待ちしております!!
ハースストーンと私
中学生の頃、テレビゲームを制限(※1)されていた私は、家庭の法律の抜け穴を探すように、当時広まりだした「トレーディングカードゲーム」を始めました。毎日の様に友人たちと遊んでいたおかげで大会で優勝したり、コレクションをして楽しんだりと、カードゲームを通じてしか出来ないような経験をたくさんさせてもらいました。
大人になってからもその友人たちと、当時のカードゲームについて思い出話に花を咲かせています。カードゲームの元祖、「マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)」を始めたりもしましたが、当時の様に毎日集まれるわけではないので、気軽にプレイできない歯がゆさを噛み締めていました。
だけど、やっぱりカードゲームって面白いんです。
出会い
カードゲームに関して特に思い入れが強かった為、持っていたスマートフォンで新しいカードゲームアプリが出るとすぐに飛びついて調べていました。しかし私が調べたゲームはどれも、ただ「攻撃力が高い方が勝ち」というお粗末なゲームシステムなものばかりでした。
ある時、海外の「Blizzard Entertainment」という聞き慣れない会社(私が無知なだけでした)より、「ハースストーン」というゲームの配信が始まった事をゲームのニュースサイトで知りました。私が今まで調べてきた、いわゆるスマホカードバトルのようなゲームとは違い、戦略性や駆け引き、カードゲーム本来の面白さが詰まっていると確信しダウンロードをして始めたのです。
私には致命的な欠点があり、英語がほとんど読めません。ゲーム内で出てくる「Taunt(挑発)」や「Charge(突撃)」の効果は、ゲームを遊んでみてなんとなく覚えたのですが、複雑な効果になるとカードを出してみるまでは全く分からなかったのです。有志の方が効果の翻訳サイトを作っていてくれた為、それを見ながらフリー対戦をやってみましたがその手間がとても負担で、ハースストーンを立ち上げなくなってしまったのです。
絶対に面白いのに、言語の壁に阻まれてアプリを削除しました・・・。
(ワクワクさせる絵と世界観)
時は過ぎ2017年。 ハースストーンはすでに日本語化していましたが、たくさんの拡張パックも発売され、今から始めても出遅れた感が強くて再度初めからやるという気にはなれない。・・・そんな時でした。
「新拡張パック配信と同時に、スタンダード・フォーマット(※2)が導入されます」
朗報でした。本気で始めるなら今だ!と背中を押され、気持ちを新たにハースストーンを始めたのでした。(「レノ・ジャクソン」という恐ろしいカードが流行っていることとは知らずに・・・w)
システム
ハースストーン では、「マナ」と呼ばれる エネルギーを使って、「ミニオン」と呼ばれる仲間を出したり呪文を使って相手と対戦し勝利することが大きな目的です。
ハースストーンをプレイしてみて、とても画期的だなと思った事がいくつかあります。
- 世界中にたくさんいるプレイヤーが対戦相手
- ランダムな効果がある
- 相手のターンに何もできない
対戦型カードゲームは、対戦相手がいて成り立ちます。世界中のプレイヤーがインターネットを介して、いつでもどこでも対戦できるという仕組みは私にとって最高の環境でした。
カードの中には、ランダムな効果や対象を選ぶものがあります。これによってプレイヤーの予期せぬダイナミックな魔法や、時には残念な結果が得られるのです。デジタルカードゲームでないと、ここまで簡単に「ランダム」を扱えることができなかったと思います。Blizzardはきっと、せっかく「DTCG(※3)」でゲームをつくるならそれに特化した面白い事をしようとしたのではと感じる事ができました。
相手のターンになにもできない、というのはゲームとしてデメリットにも聞こえます。MTGではターンに関係なく唱えられる呪文があり、それが更なる戦略性を増していますが、オンラインゲームでそれをやろうとすると、ひとつひとつの行動に許可を求められたり、相手の悪質な遅延行為となりプレイヤーのストレスになってしまうと考えられたのでしょう。また、ゲームのプレイ自体をシンプルにする、といった意味もあると思います。
他にも素晴らしい点を挙げていくとキリが無いのですが、オンラインカードゲームとしてこれ以上の無いシステムの完成度だと考えています。
課金について
私は元々、というか今でも基本無料ゲームに課金する事をためらいます。しかしハースストーンはカードゲーム。昔の人なので、楽しく遊ぶためにパックを購入することは当たり前だと自分に言い聞かせています。
非課金で上位ランクまで頑張っているプレイヤーの方もいますが、比較的簡単に、世界のトッププレイヤーと近い資産で勝負に挑めるという事も魅力のひとつです。もちろん、限られた資産の中でいかに上手くデッキを組めるかというのも、とても楽しい部分です。
ハースストーンは4か月に一度、新しい拡張パックが発売されます。その時にツイッターで、たくさんのプレイヤー達とお祭り騒ぎを共有できるなんて、夢の様じゃないでしょうか。
カジュアルプレイヤーとして
ハースストーンを始めるからには世界一のプレイヤーを目指すのでしょうか。
近年、esports業界が急速な成長をしており、ハースストーン世界大会での賞金総額は1億円と言われています。多くのプロゲーマーが世界一を目指し、ゲームとして、esportsとして盛り上がっていることは確かです。
例えば、草野球チームで練習している全ての人がメジャーリーグに行こうと考えてはいないと思います。同じスポーツに携わることによって、その業界を盛り上げたり、スター選手のすごさがわかったり、そしてなにより好きだから、だと思っています。
私はハースストーン競技者としての才能ありませんが、とにかくカードゲームが好き。
「あのカードをいま引けば、この勝負に勝てる。」なんて楽しい体験、もう何度したことか。
ハースストーンの面白いところは、対戦中もさることながら「自分でデッキを考える
」という所にもあると思います。あのカードとあのカードを組み合わせると、もしかして面白いことが起きたりして・・・。プレイ中以外でもずっと楽しめるという体験は、カードゲームのプレイヤーだからできるのだ思います。誰も考えつかなかったカードの組み合わせを考えて、世界中のプレイヤーと対戦して試す。それだけで十分なのです。
私はこれからもハースストーンのカジュアルプレイヤーとして、スター選手と同じデッキを使ったり、仕事中にこっそりと考えたデッキを使って、まだ見ぬ世界中のライバル達と対戦していくことでしょう。
この記事を読んで頂いたあなたと、いつかフレンド戦でお会いするその日まで!
※1...プロフィール記事をお読みください
※2...古いカードの使用が制限されるルール
※3...「デジタル・トレーディング・カードゲーム」の略称
プロフィール
1986年、東京で生まれました。
小さい頃から絵を描くことが好きで、アニメ「ドラゴンボール」の絵に胸をときめかせていた少年でした。そして後に鳥山明先生のデザインしたキャラクターがファンタジーの世界を冒険する「ドラゴンクエスト」に出会う事となります。
それはそれはゲームが大好きな少年となり、将来はゲームクリエイターになりたい!なんて夢を持ったこともありました。
ゲームは週に1日1時間
私の生まれた家庭には「ゲームは週に1日1時間」というルールがありました。
ゲーム熱の塊だった私はそんなルールを守れる訳もなく、親に隠れて兄と一緒にこっそりゲームボーイをプレイ。案の定バレてしまいゲームを捨てられる危機に陥りました。
捨てられるくらいなら我慢しなくてはと(当たり前ですが)家庭のルールに従っていました。ゲームのプレイ自体は禁止されていたのですが、説明書や攻略本を読む事は許されていた為、欲求を「ゲームに関する情報を集める」に変換して満たしていたのでした。
その頃から、プレイしたことのないゲームはとにかく調べて「どんなゲームか」「他となにが違うのか」「どんなところが面白いのか」等を考えては、友人と話して盛り上がっていました。ファミ通を買えるようなお小遣いは貰えていなかったので、ゲームショップに行ってパッケージの裏をじっと読んだり、任天堂公式の小冊子を貰って帰るのがとても楽しかった思い出があります。
一人暮らしを始めるようになり、そのルールから解放されてからというものはゲーム熱が爆発。友人達と毎晩のように朝まで「モンスターハンター」をプレイし、気が付けばゲームは私の中で生活やコミュニケーションに無くてはならないものへと変わっていったのでした。
兄と、友人と
私にはゲームの得意な兄がおります。小さい頃から格闘ゲーム、パズルゲームなどの対戦ゲーム全てにおいて勝つことができず「年上の人間には真っ向勝負では勝てない」と心に深く刻み込まれました。しかし協力ゲームとなれば、こんなに頼もしい仲間はいない。兄は良き仲間であり、ライバルです。
小・中学校時代に知り合った友人とは、大人になった今でも一緒にゲームをしています。当時の私の家庭のルールを知って、一緒にカードゲームを始めてくれました。毎日のように友人の家に集まり、カードゲームで対戦していました。兄とは違い、同じ年齢だったので勝ったり負けたり。その中で、組まれた「デッキ」において、各友人の性格や個性が出たりして面白いと感じた事が印象深く残っています。そして後に、私は「ハースストーン」というデジタルカードゲームに出会います。
友人達とは笑い話や日頃の悩み、そしてゲームの話ができる人生においての宝物となっています。
ゲームの繋がりが人と人を結びつけ、その絆によって多くの冒険が生まれていきました。
現在
社会人になって、一度転職を経験しました。
もともと勤めていた会社では上司、同期や後輩、そして様々なお客様と関わる仕事で、もちまえの明るさで多くの方々から可愛がっていただきました。訳あって転職をしたのですが、現在の職場では大きく環境が変わり、人と関わる事が少なくなりました。
新たな職場で、色々と悩むこともありました。
もし人生をやり直すなら、小さい頃に夢見たゲーム業界で働いてみたい。働けなくてもいいから、その業界で働く人たちと、そしてゲームが大好きな人たちともっと話してみたい。そう考えるようになっていました。
そこで私は、第一歩として「ゲームのオフ会」というものへ踏み出したのです。
そこへ行けば、まだ自分の知らなかったゲームの世界が待っていて、なにか起きるかも、と。
(オフ会でスプラトゥーン2をプレイするTJ)
衝撃を受けた、というのが率直な意見でした。
あんなに好きで調べていたゲーム情報も、まだまだ知らない事が多い。インターネットで見かける情報は、ほんの一部に過ぎない。そしてゲームの世界は、やっぱり面白い。
その頃から、ハースストーンの情報収集用として使っていたツイッターアカウントで、少しずつですが真面目にツイートをしてみるようになりました。
ツイッターを始めて多くの人と知り合い、「この方々と実際に会って一緒にお酒を飲めたらきっと楽しい!」という思いを持ち、皆様のご協力があって2017年11月に「五反田でゲーム好きがゆるく集まる飲み会」を始める事ができました。
ずっと好きだったけど、もっと好きになりました。
これからもゲームと、そして友人たちと共にあり続けたいと願っています。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
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